ハービー・ハンコック
2008年06月12日
ジャコ・パストリアスの肖像(紙ジャケット仕様)
ジャコ・パストリアス

定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,796
人気ランキング: 52914位
おすすめ度:

発売日: 2007-05-23
発売元: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
ウエザー・リポート在籍中の1976年に録音したジャコの初リーダー作。エレクトリック・ベースの新しい歴史は本作から始まったといっても過言ではない。はチャーリー・パーカーのビバップ曲だが、これをジャコはパーカッションとのデュオで演奏していて、そのメロディックなソロ、驚異的な速弾きはまるで神業としか思えない。とにかく超絶技巧のオンパレード。ジャコ以前に電気ベースでこのような演奏を行なった人はいない。ジャコはベースでギターのような演奏を行なった元祖なのだ。このアルバムが発表された時、ファンはみな度肝を抜かれた。あのマーカス・ミラーも例外ではない。ミドルティーンの頃にこのアルバムを聴いて衝撃を受けたそうで、「言葉も出なかった。信じられなかった。そしてひたすらジャコを研究した」と述懐している。これぞエレクトリック・ベースのバイブルともいえる作品。オリジナルLPは9曲入りだったが、本作には別テイク1曲と未発表だったハービー・ハンコックとのジャム1曲が追加されている。(市川正二)
どうして人気があるのか不思議
昔のアルバムですが、有名で人気があるみたいなので、気になって借りて聴いてみたんですが、
古くさいというか、そんなに良くはなかったですね。4曲目が少しかっこ良かったですが、
最近の洗練されたSmooth Jazzとか聴いている人は、聴く必要まったくないですね。
アイデアに満ちた天才ジャコの驚異の初ソロ・アルバム
51年生まれのジャコが76年にリリースした初ソロ・アルバム。ジャコと言えば晩年(といっても35歳で夭折したのだが)の奇行が有名なので、本作に関して過激なサウンドを想像するかもしれませんが、そんなことはありません。革命的なベース奏法は本作から披露されていますが、決して聞きにくいアルバムではありません。内容はベースとコンガだけの1曲目、男性ヴォーカル入りのソウルフルな2曲目、ハービー・ハンコックのプレイが光る3,4曲目、その4曲目にはストリングスが入り、5曲目はジャコのベース・ソロ、6曲目はウェイン・ショーターとハービーを加えた70年代らしいジャズ、と言った具合に、多彩なゲストを迎えて万華鏡のようなめくるめく音世界を構築しています。この若さ、この時代にこんなにアイデア(10代の時から暖めていたものもあります)を持っていたとは、まさに彼は天才だったとしか言いようがありません。個人的にはやはりハービーのピアノまたはエレピが活躍する曲(上記曲以外に8曲目?ジャズの王道を行く曲、9曲目?美しいピアノとストリングスだけの曲)に魅力を感じますが、どの曲も決して期待を裏切らないはずです。
not only 弦楽器
ジャコのBASSは、弦楽器の領域にあらず!ですね。
スピーカーから流れるボボボンと強烈な音は打楽器のよう…しかもその上、音階を奏でるのだから興奮しちゃいますよ!!
ベーシスト、フュージョン好きの人はもちろん、先が読めちゃうようなありきたりなメロディのJ-popばかり聴いてる人も、是非一度聴いてほしいですね。
TSUTAYAにジャコたくさん置いてますから。
2008年06月07日
サンライト
ハービー・ハンコック

定価: ¥ 1,995
販売価格: ¥ 1,895
人気ランキング: 64589位
おすすめ度:

発売日: 1999-11-03
発売元: ソニーレコード
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
ファンキー・ポップで楽しめる!
どなたかが書いておられるように、ジャケット裏の写真! 懐かしくもいい感じです。H.ハンコックがキーボード機材に取り囲まれている写真です。昔はこんなふうに演奏していたのですね。ELPのキースエマーソンってご存じですか?(ああ懐かしい)
演奏ですが、まずE.ピアノやキーボード類の使い方がこなれていて(抑制がきいていて)アレンジも良いです。ボコーダーでの歌もいいです。メロディーがポップで、いっしょに口ずさんだりして楽しんでいます。とにかく楽しめるアルバムですね。…それにしてもこの頃のハンコックのダサさといったら…。絶対にジャケットで損してますよ。
唄うボコーダー
ボコーダーといえば、クラフトワークやYMOなどのテクノアーティストがロボットボイスとして多様しているアイテムだが、ここでハービーが聴かせるボコーダーはいわゆるところの「ロボットボイス」とはかなり印象が異なります。
恐らくハービーはボコーダー経由のマイクに向かって、音程、ファルセット含め、かなり近いニュアンスで歌っているんだと思いますが、いわゆるロボットボイスとは違う「唄うボコーダー」が聴けます。
こういう風なボコーダーの使い方をしたのはハービーが初めてだと思いますが、にも関わらず完成度の高い演奏です。
ハンコックのエレピが堪能できます。
リリース当時は、ハンコックがヴォコーダーを使って歌っているのが話題になりました。ゼンハイザー社のヴォコーダーが画期的でしたし、ハンコックの歌ものアルバムというのも画期的でした。当然、ジャズ評論家からは総スカンでした。というより、ほとんど無視されていました。最近では再評価されて名誉回復を果たしています。よかった。よかった。
本作ではヴォコーダーが前面に出ていますが、実はエレピ、フェンダー・ローズが影の主役です。ハンコックが自分名義のアルバムでここまでエレピを弾きまくっているのは珍しいです。特に4曲目の「ノー・ミーンズ・イエス」はヴォコーダーの歌も入っていませんので、ハンコックのエレピが堪能できます。
最後の「グッド・クエスチョン」はハンコックとジャコ・パストリアスとトニー・ウイリアムスによる、場違いなほど熱いプレイです。ハンコックはここではアコースティック・ピアノをプレイします。トニーはともかく、ジャコはエレクトリック・ベースですから、基本フォーマットとしては変則的なピアノトリオです。ここでも、パトリック・グリーソンのシンセを入れてしまうところがハンコックらしいですね。ジャコ・パストリアスが参加しているからではないのですが、この曲が『ワード・オブ・マウス』の最初の曲「クライシス」に影響を与えているような気がしてなりません。この頃からハンコックはアルバムの最後に実験的な曲を必ず入れるようになります。『ロック・イット』の頃にはなくなりましたけどね。個人的にはそんな時代のハンコックが好きです。
2008年05月31日
MR.ハンズ
ハービー・ハンコック

定価: ¥ 1,835
販売価格: ¥ 1,744
人気ランキング: 85422位
おすすめ度:

発売日: 1998-02-21
発売元: ソニーレコード
発送可能時期: 通常3〜5週間以内に発送
最初にLPで出たのが80年。その後、それまでのレコーディング・セッションでお蔵入りになっていたテイクのなかから、5曲を選曲。そこに、ハンコック自身のワン・マン・レコーディングによる新たな1曲を加えたのが本作だ。
掘り出した5曲のうち4曲には、ハンコックがシンセサイザーなどをダビングしている。メンバーはセッションごとに違い、トニー・ウィリアムス(ドラムス)、ハービー・メイスン(ドラムス)、ジャコ・パストリアス(エレクトリック・ベース)、ロン・カーター(ベース)ら豪華な顔ぶれがそろう。
幻想的でゴージャズなサウンドを楽しめるのは、スローナンバーのだ。レオン・チャンクラーが執ようにくり返すシンプルなベースパターンに乗って、ハンコックがスペイシーな音の幕を1枚、また1枚と重ねていくのが聴きものだ。(松本泰樹)
キーボード奏者としての通過点
他の方が書いているように、いろいろな時期のセッションを集めた作品ではあるが、一曲一曲の完成度が高く、間違いなくお勧めの一枚です。
特に私はハンコック氏のエレピが好きなので、3)4)を聞くだけでも手に入れる価値ありと思います。
3)はおそらくA.Mouzonのリーダーアルバムに似たようなコンセプトの面子もほぼ同じ(Mouzon氏の方はホーンが入っている)ものがあるのですが、後乗せかも知れませんが、ハンコック氏の演奏は明らかにこちらのほうが気合が入っています。
4)はこのような面子を集められるのはハンコック氏しかいないと思われますし、ジャコもハービー(メイソン)も彼らのベストプレイに近いパフォーマンスではないでしょうか。
ハンコック氏の幅の広さは、例えばQ.Jonesの’Stuff likevThat'の’Tell me a bed time story'のストリングスとのコラボ(ハンコック氏のソロをストリングス用の譜面にして重ねた)などの逸話もありますが、とにかく「メロディアスかつハーモニカル」であることが氏の最大の魅力ではないかと思います。
ハンコック、コロンビア時代のエッセンス!
口の悪い人は「お蔵入りのテイクにシンセサイザーを付け足しただけじゃないか。」と言ったりしますが、こんなお蔵入りならもっと聴きたいぐらいです。
コロンビア時代のいろいろな時期のものがネタになっていますので、ヘッド・ハンターズからアコースティック回帰のものまでコロンビア時代の全体像が俯瞰できます。
「ハービー・ハンコックってどんな人なの?」と聞かれた場合には、とりあえずブルーノート時代の「処女航海」とこのアルバムを薦めることにしています。
特に2曲目の'カリプソ'は過去に録音されたアコースティック・トリオの演奏に後でシンセサイザーをオーバー・ダビングしたものです。このアイデアは後のライブでも使われていました。一時期ハンコックは伝統的なジャズ・コンボのフォーマットでアコースティック・ピアノの上に小さなキーボードを置いて時々サウンドのカラーリングに使用していたことがあります。すぐ止めちゃいましたけどね。
この時期のクイックレビューとしても
狙っていたものなのか、苦渋の選択だったのか、正確なところは誰も判らないかも知れませんが、本作('80年作品)までにリリースされた作品や行われたセッションからの未発表テイク集。
尤も、単にお蔵入りしていたテープを出してきただけではなく、改めてH.ハンコック自身がオーバーダビングなどの手入れをしている辺り、なかなかの念の入れようです。
”バタフライ”辺りの匂いを漂わせる[1]や、スティール・パン?がいい感じの[2](クレジットはS.エスコヴェド=シーラEです)。ワー.ワー.ワトソンのカッティング・ギターがなんともファンキーな[3]。そして、皆さんのお目当ての(?)J.パストリアス(b)参加の[4]。
一説によれば、あまりにもコマーシャルになり過ぎた当時のH.ハンコックのサウンドに辟易しかけたファンに対して、その溜飲を下げさせるための作品とも言われていますが、元々、「上がる溜飲のない」私にとっては単純にすごくいい作品として捉えています。
また、私のもう1つの聴き方としては、多くのドラマーの演奏が聴けるという点です。L.ンドゥグ.チャンクラー([1])、T.ウィリアムス([2])、A.モーゾン([3])、H.メイソン([4]、[5])と、偶然にせよ何にせよ、これだけのドラマーの演奏が聴ければ文句は言いません(^^;
丁度、70's中期から後期にかけてのH.ハンコック・ワークスをクイックリーに見てゆく(聴いてゆく)にはいい作品です。

