ファンキー・ポップ

2008年06月07日

サンライト

サンライト
ハービー・ハンコック
サンライト
定価: ¥ 1,995
販売価格: ¥ 1,895
人気ランキング: 64589位
おすすめ度:
発売日: 1999-11-03
発売元: ソニーレコード
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

ファンキー・ポップで楽しめる!
どなたかが書いておられるように、ジャケット裏の写真! 懐かしくもいい感じです。H.ハンコックがキーボード機材に取り囲まれている写真です。昔はこんなふうに演奏していたのですね。ELPのキースエマーソンってご存じですか?(ああ懐かしい)
演奏ですが、まずE.ピアノやキーボード類の使い方がこなれていて(抑制がきいていて)アレンジも良いです。ボコーダーでの歌もいいです。メロディーがポップで、いっしょに口ずさんだりして楽しんでいます。とにかく楽しめるアルバムですね。…それにしてもこの頃のハンコックのダサさといったら…。絶対にジャケットで損してますよ。


唄うボコーダー
ボコーダーといえば、クラフトワークやYMOなどのテクノアーティストがロボットボイスとして多様しているアイテムだが、ここでハービーが聴かせるボコーダーはいわゆるところの「ロボットボイス」とはかなり印象が異なります。

恐らくハービーはボコーダー経由のマイクに向かって、音程、ファルセット含め、かなり近いニュアンスで歌っているんだと思いますが、いわゆるロボットボイスとは違う「唄うボコーダー」が聴けます。

こういう風なボコーダーの使い方をしたのはハービーが初めてだと思いますが、にも関わらず完成度の高い演奏です。

ハンコックのエレピが堪能できます。
リリース当時は、ハンコックがヴォコーダーを使って歌っているのが話題になりました。ゼンハイザー社のヴォコーダーが画期的でしたし、ハンコックの歌ものアルバムというのも画期的でした。当然、ジャズ評論家からは総スカンでした。というより、ほとんど無視されていました。最近では再評価されて名誉回復を果たしています。よかった。よかった。
本作ではヴォコーダーが前面に出ていますが、実はエレピ、フェンダー・ローズが影の主役です。ハンコックが自分名義のアルバムでここまでエレピを弾きまくっているのは珍しいです。特に4曲目の「ノー・ミーンズ・イエス」はヴォコーダーの歌も入っていませんので、ハンコックのエレピが堪能できます。
最後の「グッド・クエスチョン」はハンコックとジャコ・パストリアスとトニー・ウイリアムスによる、場違いなほど熱いプレイです。ハンコックはここではアコースティック・ピアノをプレイします。トニーはともかく、ジャコはエレクトリック・ベースですから、基本フォーマットとしては変則的なピアノトリオです。ここでも、パトリック・グリーソンのシンセを入れてしまうところがハンコックらしいですね。ジャコ・パストリアスが参加しているからではないのですが、この曲が『ワード・オブ・マウス』の最初の曲「クライシス」に影響を与えているような気がしてなりません。この頃からハンコックはアルバムの最後に実験的な曲を必ず入れるようになります。『ロック・イット』の頃にはなくなりましたけどね。個人的にはそんな時代のハンコックが好きです。



jacopas1987 at 03:18|Permalinkclip!